自民党は16日、高市早苗首相が党総裁に就任してから初めてとなる政治活動用のポスターを発表した。
キャッチコピーは「日本列島を、強く豊かに。」で、ポスターは2種類。党本部で会見した鈴木貴子広報本部長は、高市首相が所信表明演説で「日本列島を強く豊かにしていく」「世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を」と述べたことに触れながら「よく、スローガンでは『日本を』が多用されてきたが、今回は『日本列島』という言葉を用いた。国土としての広がり、まさに領土、領海、領空を想像していただけるものと考えている」と、コピーに込めた思いを説明した。 白系をベースに、紺色のスーツ姿の高市首相が「サナエスマイル」で、手を前に出した姿に赤い文字でコピーを記したものと、赤をベースに「凜(りん)としたたずまいに、総裁のたぎる情熱、不動の決意を表現した」ものの2種類が作成された。
撮影は先月末に都内のスタジオで行った。高市首相自身は、完成したポスターを目にして「まじまじと見ながら大きくうなずいておられた」といい、貴子氏に「たかちゃん、いい仕事したね。愛してる」と、言葉をかけるなど、かなり満足した様子だったという。
コピーを横文字にしたり、全体的に柔らかい印象を醸し出すイメージの仕上がりで、歴代の男性総裁のポスターとは一線を画した。 貴子氏は「みなさんに『張りたい』と思っていただけたり、目にしていただいた時に『新しい』と思っていただけるものをお届けしたいと思っていた」と強調。1枚16万枚ずつ2種類で、計32万枚を印刷し、年末年始には全国で掲示を予定だが、32万枚という数は、初回の印刷数としては多いそうだ。各組織からの引き合いに応じたものだが、貴子氏は「率直にうれしく思っている。そうしたみなさんの期待に応え、政権支持率だけでなく、自民党の支持率をあげていくことが我々の仕事だと、緊張感とともに思っている」と、気を引き締めた。党では、来年用の高市総裁のカレンダーにも、かなりの反響が寄せられているという。
報道陣からは、霜降り明星の粗品が、ツッコミの際に使う手のポーズと似ているのではないか、との指摘も出ていた。
会見終了後、貴子氏はさっそく党本部1階にある掲示板に、初の高市総裁ポスターを掲示していた。

