弁護士の福永活也氏が6日、X(旧ツイッター)を更新。SNS上で拡散されているトイレ内での「いじめ暴行」とみられる動画について言及した。
SNS上では数日前から、トイレ内で複数の男子生徒らが笑いながら見る中、1人の生徒が、無抵抗の生徒に対し、便所の前で顔面にパンチを入れたり、右ハイキックをしたりするなどの「いじめ暴行」とみられる動画が、一部Xアカウントなどに投稿され、一気に拡散。怒りの声などが湧き起こる事態になっている。正確性は不明だが、栃木県内の高校名などを記した投稿もあり、そうした情報がさらに拡散している。
福永弁護士は「学生同士のいじめというか暴行動画の件、極めて許し難い事件であるのは大前提だが」とした上で、「法的に違法性の程度で言えば世の中に存在する加害事件の中では比較的軽微なもの(刑事事件で言えば、おそらく数十万の罰金刑が上限ではないか)」との見解を示した。
続けて「それが、多くの人に注目されて批判が集まり、私刑が起きてしまうのは、誰しも学生時代に理不尽な力関係で嫌な目に遭った自身の体験と重ねているからではないだろうか」と推察。「そういう感情は被害者への寄り添いとしては大切ではあるが、加害者への処罰を考える場合には感情面を切り離して評価しなければならない」との見方を示した上で、「と言っても、必ず湧いてくるから再度言うけど、軽微な加害行為であれば許して良いという話は全くしておらず、違法性もペナルティは相関させるのが法治国家のあり方という話です」と補足した。

