テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)は19日の放送で、高市早苗首相がこの日の会見で発表する衆院解散・総選挙の展望を、恒例のパネルコーナーで特集した。
その中で、自民党が、前回2024年衆院選の対応から一転し、派閥裏金事件に関係した議員の比例代表への重複立候補を認める方向で調整に入り、非公認も回避する方針を固めたことに触れた。党内で、前回衆院選の対応は「党内で分断を生んだ」との声や、「前回でみそぎはすんだ」との指摘があることに触れた。 この流れについて、解説で出演した朝日新聞の林尚行・前政治部長は「自民党は、(政治とカネの問題を)一貫して、終わった話にしたいんですよね。2回の(国政)選挙でも負けているが、それで勝ち残ってきた人に関しては、これはもういいでしょと、というのが本音と思う」と、自民党側の思惑を指摘した。
番組では「裏金議員」36人が、今回の衆院選に立候補の見通しと伝えたが、林氏は、「国民のみなさんは、必ずしも裏金問題がきちんと決着したとは感じておらず、選挙のたびに問われていくのは間違いない」とも述べ、「今回のように公明票の状況が変わると、接戦区は、結構厳しい人が多い。最後の最後に、裏金問題がひと押しになって負けるケースが(自民党に)出てくると、高市政権そのものマイナス、ダメージになる可能性がある」との見方を示した。
一方、ともに解説で出演したJX通信社代表取締役の米重克洋氏は「いっときと比べると有権者の関心は落ちてきている話だが、もともと(政治とカネは)公明が連立を離脱する1つの要因になっており、野党が結束して、徹底して自民と戦おうというモチベーションになっている」と指摘。「高齢者の方を中心に、政治とカネの問題には非常に敏感だ。自民党は絶えず、ここについて説明しないといけないし、その意味では、ずっと負の部分を背負っているところが残っている」とも述べた。

