衆院選が8日、投開票され、熊本2区から参政党公認で立候補していた前田智徳氏(47)が落選確実となった。

前田氏は、プロ野球広島カープの名選手だった前田智徳氏(54)と同姓同名、同じ熊本県出身。選挙日ラストとなった7日には自身のインスタグラムで「選挙戦も残りわずかとなりました。ビビりの私が、皆さまのおかげで、最後まで折れずに貫きとおすことができました。この場をかりて心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。久しぶりに会話した息子が、デカくなっていてびっくりしました」とつづっていた。

前田氏は先月21日、自身のSNSで自己紹介。「熊本市在住 済々黌、熊本大学文学部卒、ニックネームは『まえちゃん』、『郷ひろ似』」としており、現在の肩書は「土地家屋調査士事務所代表」。4人家族2児の父としている。主要政策については消費税減税などを掲げていた。

日刊スポーツの取材に対し、前田氏本人との面識については「お会いしたことはございませんが、もちろん大ファンです」と告白。サインボールと2000本安打記念の焼酎は16年の熊本地震での家屋半壊を乗り越え「大事に保管しています」と語った。

前田氏は中学まで野球をやっていたという。菊池郡の菊陽中軟式野球部出身で、当時のポジションは「5番レフト」。メンバー表交換時には「前田智徳って誰だ?」といつも相手チームから話題にされていたという。

中学の1学年上の先輩が、のちに熊本工から中日ドラゴンズへドラフト1位入りする荒木雅博氏(48)だと明かした。中日一筋でプレーした荒木氏は2045安打をマークし、名球会入りしている。

広島OBの前田氏は1971年(昭46)6月14日、熊本県生まれ。89年ドラフト4位で広島入団。95年5月の右アキレス腱(けん)断裂を経て、07年に2000安打を達成。13年引退。通算成績は打率3割2厘、2119安打、295本塁打、1112打点。孤高の天才と称された。右投げ左打ち。176センチ、80キロ。