将棋の第19回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント(T)決勝、藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将、23)対伊藤匠2冠(叡王・王座、23)戦が11日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で始まった。

藤井は3年ぶり5度目の優勝を目指す。優勝すれば羽生善治九段が持つ朝日杯5度優勝の最多記録に並ぶ。伊藤は初優勝を目指す。同学年のタイトルホルダー同士の激突となった。

振り駒の結果、伊藤が先手に決まった。両者の対戦成績は藤井の14勝6敗。昨年10月、王座戦5番勝負で藤井が伊藤にタイトルを奪われ、6冠に後退。王座戦5番勝負第5局以来、約3カ月ぶり対戦となった。

戦型は相掛かり。双方が飛車先の歩を突き合い、角交換からがっぷりと組み合った。相掛かりは駒組みの自由度が高く、手が広いのが特徴だ。

公開対局の会場は緊迫感が漂い。ファンは2人の対局を見守った。

同棋戦は持ち時間各40分の早指し戦。棋士と女流棋士、アマチュアが参加し、1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。持ち時間を使い切ると1手1分未満の早指し戦となる。優勝賞金750万円。