木原稔官房長官は1日未明の記者会見で、高市早苗首相が2月28日、米国やイスラエルによるイラン攻撃の後、石川県知事選(8日投開票)の候補者応援で金沢市に入った判断について問われ「出張したこと自体に問題があったとは考えていない」と、述べた。

イラン情勢が緊迫する中で、選挙応援に出向いた判断は適切だったのか問われたのに対し、答えた。

木原氏は、イラン情勢に関する情報連絡室を官邸に設置し、情報収集を続けているとした上で、「総理からは、関係省庁に対し、情報収集を徹底すること、イランや周辺国に残っている邦人の安全確保に向けて万全の措置を講ずることについて指示があり、金沢への出張中も、状況については逐次報告し、総理の指示を受けながら必要な対応をしてきた」と主張。「出張したこと自体に問題があったとは考えていない。引き続き、政府としては万全な対応を取っていきたい」と語った。

イラン攻撃の情報は28日午後3時すぎ、米メディアなどが報じた。首相動静によると、高市首相はその後、当初から予定していた知事選の応援で空路、石川入り。金沢市での会合出席後、新幹線で午後10時前に帰京し、官邸に入り、関係閣僚を集めた国家安全保障会議(NSC)を、約1時間にわたり開いた。選挙応援の会合の際には「イランで大変なことが起きており、飛行機に乗るかどうかだいぶ迷った」などと、打ち明けていた。