3月に地域政党「再生の道」から離党を表明していた吉田綾氏(41)が西東京市議会選(12月20日告示、27日投開票)に立候補に向けて決意を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。同党設立者の石丸伸二氏(43)にも相談済みだという。
吉田氏は24年の東京都知事選で2位に入った石丸氏が立ち上げた「再生の道」の公募に応募。1128人の選考を突破し参院選に出馬するも、約13万票獲得して落選。その後は公立小の教室支援員として勤務し、教育現場の窮状を目の当たりにしてきた。参院選落選から7カ月後の今年2月の衆院選には東京18区(武蔵野市、小金井市、西東京市)から立候補し落選。国政選挙2連敗となっていた。
3月には自身のYouTube生配信でも離党を表明。支持者への感謝を述べつつも「再生の道が目指すAI党首という方向性が、自分が実現したい、目指したい姿と一致しなくなってきてしまった。再生の道の仲間とか個人に対してどうとかでは全くない」とした。AI党首とは石丸氏が昨年9月に代表退任後、新代表に就任した現役京大大学院生の奥村光貴氏(26)が代表選で掲げていた。今後の政治活動については「実現したいところの道が少しずつ見えてきたので、地元の活動を中心に知ってもらうとか。伝えていく活動を4月以降していこうと思っています」と語っていた。
そして13日早朝、自身のYouTube生配信で、西東京市議会選へ立候補する意向を表明。「西東京市議会選挙に向けた準備に着手することを決めました」と切り出した。「直前になって突発的な理由があって状況が変わるということはあり得る中で、どこで自分の決意を表明するのか考えたんですけど、自分の立場と方向性をはっきりさせて、着実に歩みを進めていきたいと思った」と語った。
そして「自民党の推薦を目指す方向で考えています。現在調整中で、最終的な確定は7月中になると思います」と明かした。国政連敗から市政に転じた理由について「国政選挙が厳しいということは理解もしていましたし、参衆院選挙、両方を経験しているのも1つ。一番大きな変化は、自分の一番近いコミュニティーにまず貢献したいっていうのが強まった」と語った。吉田氏は西東京市在住。
自民党推薦を目指す理由について「一番は解決したい課題に最短で関わることができる」とした。他にも「議論をし尽くすという組織のスタンスに共感した」「組織の多様性と柔軟性」などと語った。
生配信後、自身のXでも「【ご報告】このたび、12月27日投開票予定の西東京市議会議員選挙に向けて準備を進めることにしました」などとつづった。
吉田氏は茨城県出身で上智大外国語学部ロシア語学科を卒業し、09年4月に日本貿易振興機構(JETRO)へ入社。その後、外務省在外公館派遣員制度を利用し、在ロシア日本国大使館勤務がある。

