高市早苗首相は27日の衆院予算委員会閉会中審査で、今月2日に訪問先のインドで行ったモディ首相との記者発表の場で、自身のことを「(モディ氏の)美しい妹」と述べたことをめぐり「残念ながら(その訳は)通訳の間違いだったということで、落胆しています」と、苦笑いしながら口にした。

自民党の武部新議員の質問に答弁した。武部氏は、高市首相の外交安全保障戦略をめぐる質問の中で、7月のインド訪問の意義と成果について質問。高市首相は「モディ首相との間で共通の目標の実現に向けた両国の戦略的協力関係を深めることで一致した」などと成果を強調。武部氏は、高市首相の答弁を受け「モディ首相も、総理のことを『美しい妹』と、呼ばれて個人的な信頼関係もしっかりと構築できたと評価させていただきます」と応じ、「骨太の方針」の質問に話題を移した。

すると、高市首相は「骨太の方針」に関する答弁の冒頭に「残念ながら、モディ首相は『美しい妹』ではなく『妹』と言ったということが、ヒンディー語通訳の間違いであったことを知り、大変、私は落胆しております」と答弁。自民党席からは笑いも起きた。

高市首相が共同会見で口にした「美しい妹」をめぐっては、当初から「誤訳ではないか」との指摘が出ていた。木原稔官房長官は今月7日の記者会見で、モディ氏の発言と、これを受けた同時通訳の訳の内容が異なっていたことを明かし、「7月2日の日・印共同記者発表において、モディ首相は高市総理に対し、『閣下、私の妹である高市総理』と、呼びかけたと承知しております」と述べ、「高市総理はこれを受けて、『美しい妹と呼んでいただいた』と発言したが、この発言は、日本政府が契約した同時通訳が『美しい妹』と訳したことを受けたものであります」と説明していた。