東京都の小池百合子知事は7日夕、総理官邸を訪れ、高市早苗首相と約30分にわたり面会した。

終了後、取材に応じた小池氏は、高市首相が先月30日、飲食料品を来年4月から2年間に限り現在の8%から1%に消費税を引き下げる基本方針を示したことについても話題にのぼったとし、「(飲食料品の消費税が2年間1%になることで)東京都の場合は1120億円のマイナスにつながるという試算が出ている。地方の方についても、対応をよろしくお願いしたいということでお願いした」と述べた。

消費税減税で地方の税収にも減収という形で影響が及ぶことへの対応を求めたとし、「ぜひ、制度設計の際には地方の財源の話、交付金制度もむしろきっかけにしながら取り組んでほしいと申し上げ、(高市首相は)うなずいて聴いておられた」と、述べた。

会談では、都内で民間の火葬場の高額料金が指摘されている問題をめぐり、墓地埋葬法の改正で連携していくことで一致したほか、23区内の大学で定員増を抑制する規制が行われていることに対し、こうした規制を撤廃するよう求めたとも述べた。

小池氏は、今年4月に新設された国と都の協議会や直接の面会を通じて、高市首相と定期的にコミュニケーションの機会を持っている。この日の訪問については、「陣中見舞いを兼ねたもの」と表現し、「東京での今の取り組みやさまざまな課題の情報交換、意見交換をさせていただいた」と語った。