西東京市議選(12月20日告示、27日投開票)への出馬を表明している、元「再生の道」吉田綾氏(41)が8日、日刊スポーツの取材に応じ、市議選に向け自民党からの推薦を受けた理由を語った。
吉田氏は24年の東京都知事選で2位に入った石丸伸二氏設立の「再生の道」から国政選挙に2度挑戦。昨年7月は参院選、今年2月は衆院選(東京18区=武蔵野市、小金井市、西東京市)で落選。3月には方向性の違いから「再生の道」から離党を表明した。6月には自身のYouTube生配信で西東京市議選へ立候補する意向を示し「自民党の推薦を目指す方向で考えています」と語っていた。
7日に自民党の推薦を得た吉田氏は「改めて気が引き締まる思い」と語った。一方で、ほぼ毎週続けているYouTube生配信のコメント欄には「再生の道で活動を続けてほしい」などの声が上がっている。
こういった声に対し「複雑な部分はもちろんあります。政治の道を目指して活動することが出来たのも、もちろん『再生の道』の存在があったから。応援してくださる皆さんがいて、それがなかったら、政治の道を目指すことすらできなかったと思っているので」と感謝。その上で「他の政党に行くのか、みたいな批判があるのはもちろんだと思いますし、そこはやっぱり最後まで悩んだところですね」と複雑な胸中を明かした。
自民党の推薦を得たのには理由があった。当初は無所属での立候補も視野に入れていたが「当選した後、自分の仕事をしていくっていうことを考えた時に、無所属が本当にベストなのかっていうところを考えた」と明かした。そして「当選した後、議会の中で発言をするとか、自分がやりたいことを実現していくとか、議会をチェックしていくこととかを含めて考えた時にやっぱり自民党会派が一番大きいので」と説明した。
投開票まで約4カ月。実質的な選挙戦は始まっている。7月以降は平日4日、土日のどちらかで西東京市の保谷駅、ひばりが丘駅(西武池袋線)、田無駅(西武新宿線)であいさつ活動を実施。2度の国政選挙では、教育現場の窮状を訴えてきた。市議選でも基本線は変えない。その上で「子育て支援と福祉はやっぱり自分がその当事者として向き合ってきた領域なので。即戦力として役に立てると思いますし、いろいろ憤ってきた現実もあるので、貢献していけるんじゃないかなと思っています」と意気込みを語った。
吉田氏は7日夜、自身のXでも決意表明。「【ご報告】本日、自由民主党より、来る12月27日投開票の西東京市議会議員選挙における『推薦』の決定をいただきました。当事者として向き合ってきた教育・福祉・子育て支援の領域のみならず、『自分が暮らす街の声を聞き、その課題の解決に責任を持って関わりたい』 その思いをより確かな形で実現するため、引き続き現場の声を大切に、挑戦する準備を進めてまいります。吉田あや」とつづった。
吉田氏は茨城県出身で上智大外国語学部ロシア語学科を卒業し、09年4月に日本貿易振興機構(JETRO)へ入社。その後、外務省在外公館派遣員制度を利用し、在ロシア日本国大使館勤務がある。

