第91代内閣総理大臣を務め、小泉純一郎内閣の官房長官としても存在感をみせた福田康夫(ふくだ・やすお)元首相が22日、亡くなった。90歳。26日、自民党が発表した。葬儀は近親者のみで行われ、後日、本葬が行われる。喪主は、自民党衆院議員の長男、達夫(たつお)さん。
1990年衆院選で初当選し、2000年10月、森喜朗内閣の官房長官に、当時当選4回で就任した。小泉政権でも再任され、04年5月まで務めた。04年4月に当時の官房長官在任記録歴代1位を更新。在任期間は1289日に及んだ。2007年9月、第1次政権の安倍晋三氏の辞任表明を受けて行われた自民党総裁選で、麻生太郎氏に勝利し第91代首相に就任。08年9月、約1年で退陣した。2012年に政界引退。当選7回。
首相や官房長官在任中の福田さんのおもな語録をまとめた。
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◆「私は弁明長官」(01年1月、森内閣の官房長官として難題処理について)
◆「影の外相、影の防衛庁長官といろいろ名前はありますが、しょせん『影』」(04年4月、官房長官在任期間が当時の歴代1位に並んで)
◆「コメントを求めたが生体反応はなかった、と書いてくれ」(06年5月、安倍晋三倍氏の自民党総裁選出馬をめぐる報道を受け報道陣に)
◆「場合によっちゃ、貧乏くじかもしれないよ、フフ」(07年9月、自民党総裁選出馬へ「前向きに検討中」と明言した後に)
◆「『背水の陣』内閣と言っている。1歩でも間違えば政権を失う」(同、初の組閣を受けた就任会見で)
◆「今の国会、政治状況を打開するため、新体制をつくることもいいのではないかと話した。連立というか、政策実現のための新体制だ」(同11月、民主党代表の小沢一郎氏との「大連立」構想をめぐる会談の内容を記者に問われて)
◆「かわいそうなくらい苦労している」(08年4月、日銀副総裁人事が不同意になったことなどを、党首討論で小沢一郎氏に嘆く)
◆「まあ、せいぜい頑張ってください。今年はみんな旅行にも行かないでテレビを見ている。ガソリンが高いせいもちょっとあるんだけどね」(同年8月、北京五輪開会式前に訪れた選手村で日本選手団に)
◆「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違うんです」(同年9月、辞任会見で「首相の発言は人ごとにしか聞こえない」と質問した記者に)
◆「『国家のリーダーは世論にあおられてはいけない。同時にリーダーは世論をあおってはいけない』という言葉がある。よくかみしめていただきたい」(15年4月、東京都内の講演で)

