★19日から始まった国内最大規模の日米共同統合演習「キーン・ソード27」。沖縄を中心に全国をまたにかけ29日までの予定で行われる。今年で18回目となる。米軍からは陸軍・空軍を始め、海兵隊(第3海兵師団、第3海兵兵站(へいたん)群、第1海兵航空団、第31海兵遠征部隊、第12海兵沿岸連隊)、第171海兵航空支援飛行隊、第7無人水上艇隊、第5建設大隊、第18航空団らが参加。独軍、豪軍なども参加する。15日、沖縄県・宮古空港には米軍のオスプレイが、石垣空港には米軍のKC130輸送機が着陸、高機動ロケット砲システムHIMARSなどが運び込まれた。今回の演習では航空自衛隊の基地が使用できない事態を想定し、戦闘機などが徳之島・奄美空港及び米軍嘉手納飛行場に一時的に展開する演習もある。また統合後方運用や物資輸送訓練のため大分県、鹿児島県の各港湾、那覇港湾施設、中城湾港、宮古島平良港、石垣島石垣港、与那国島久部良漁港らも使われる。

★新たに知事となった古謝玄太は政府との沖縄政策協議会の開催時期について「沖縄振興と基地負担軽減を主要な課題として政府の中で議論していただきたい」としたものの「配備や使用の撤回は現実的ではない」と、これまで歴代知事が要請していたオスプレイの使用自粛や米軍による民間空港の使用自粛も求めなくなった。沖縄に駐留する米海兵隊員が強盗殺人の疑いで逮捕された事件後、新知事誕生後最初の日米共同演習はこうして幕を開けた。

★無論、中国も満を持して14日から、中国海軍のクズネツォフ級空母「遼寧」がレンハイ級ミサイル駆逐艦「鞍山」「無錫」及びルーヤン3級ミサイル駆逐艦「淮南」とともに沖縄本島と宮古島の間を南東に移動して太平洋側に入り、石垣島の南約250キロで艦載する戦闘機の発着訓練を行い牽制(けんせい)した。これでますます沖縄防人(さきもり)固定化が進む。(K)※敬称略