スイーツの有名・人気店が集まる東京・自由が丘で、産業能率大は経営学部学生による「スイーツの町・自由が丘」のブランディングに取り組む授業「スイーツプロモーション」を行っている。昨年に続き2年目。

自由が丘ロール屋、洋菓子店モンサンクレールのオーナーシェフを務める辻口博啓氏(53)を客員教授に招き、自由が丘の商店街やスイーツ関連ショップ協力のもと、学生が企画・提案を行い実際にプロモーションを実施する。

授業のテーマは2つ。1つはタピオカのように手軽に持ち運べる「モバイルスイーツ」の町として若者を対象にしたプロモーションの実施。もう1つは辻口氏が提唱する「スイーツ育」を親子を対象に広めていく。

辻口氏は「父の日や母の日、誕生日などの家族イベントに、親子でおいしいスイーツを作ることは子どもに成功体験を与え、自信をつけさせることができる。さらに衛生管理や素材選びなど、段取りの大切さを身につけることが子どもの将来に大切」とスイーツ育のメソッドを伝える。

ASA(朝日新聞販売所)自由が丘では、授業を履修する学生が辻口氏の助言をもとに考えた連載企画として、学生みずから撮影したレシピ動画やレシピ詳細をウェブサイトを通して発信している。