本日の「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」は、大阪のことは(下村琴葉)記者が、再び存在感を放ち始めた小沢大仁(おざわ・だいと)騎手(22)に注目した。今年は2月にJRA通算100勝を達成するなど、先週終了時点で20勝と活躍中だ。福永祐一調教師(48)に師事しながらスキル向上に努めている。
小沢騎手が輝きを放っている。4月26日の福島では自身初となる1日4勝をマーク。有力馬を勝ちきらせるのはもちろん、人気薄でも馬券圏内に導いている。「いい馬に乗せていただいているのも大きいですし、馬もそれに応えてくれています」。謙虚で真面目な口ぶりには、人柄の良さが映る。
21年のルーキーイヤーは31勝を挙げ、JRA最多勝利新人騎手賞を受賞。だが、22年は26勝、続く23年は13勝に終わった。そこで師事したのが、元トップジョッキーの福永師だった。「いつかチャンスは回ってくる。チャンスが回ってきた時に、それをものにするには技術がないとできない。技術をつけて待っとけよ」。特に心に残っている師の言葉だ。技術を磨くための馬の乗り方や競馬の組み立て方を伝授された。
例えば、中京芝1200メートルに乗るのであれば、その条件のレース映像をひたすら見る。ずっと見ているうちに、その競馬場やコースに合ったポジションや乗り方の“勝ちパターン”が見えてくるという。ゲートの奥義も興味深い。「人間(騎手)のバランスとかを教えてもらってから、だいぶ自分の中でも感覚がつかめるようになってきました。実際にレースがしやすくなったという実感はありますね」。教えを手の内に入れ、実戦で発揮することが彼の成長力ではないだろうか。
技術力に加えて体作りにもストイックに向き合う。騎手は体重を減らすというイメージが強いが、むしろ増量に努めてきた。「デビューした時にすごく軽くて、10キロくらい増やしました。結構がっちりしていますよ(笑い)。実際パワーもついてきたので、以前と比べたら馬を御せるようになりました」。“心技体”全てに実が入ってきた。
休みの日はサウナで整うのが好きだという。オンとオフはしっかり切り替えて日々を過ごす。「技術なくして勝てるスポーツではないと思うので。本当に馬乗りも競馬もうまくなりたいです」。その飽くなき向上心が、大成する日を心待ちにしたい。





