欧州競馬の上半期を締めくくるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝2390メートル)が7月26日(土)、英国のアスコット競馬場で開催されます。
登録していた3歳馬がすべて回避を決めたため、今年は古馬だけの5頭立てになりました。
<キングジョージ6世&クイーンエリザベスS>
枠番(馬番)馬名、性齢、騎手、前売りオッズ、印
1(4)レベルスロマンス セン7 W・ビュイック 6・5倍
2(3)ヤンブリューゲル 牡4 R・ムーア 2・75倍 〇
3(2)コンティニュアス 牡5 W・ローダン 151・0倍
4(1)カランダガン セン4 M・バルザローナ 2・75倍 ◎
5(5)カルパナ 牝4 O・マーフィー5・5倍 ▲
昨年はブービー人気タイのゴリアット(セン4)が、のちの凱旋門賞馬ブルーストッキングをおさえて優勝。一昨年も4番人気だった6歳牡馬フクムが差しきり勝ち、その前の22年もしんがり人気タイの5歳牡馬パイルドライヴァーが前年の凱旋門賞馬トルカータータッソを2着に退けて優勝と、ここ3年は伏兵台頭が目立っています。
前売りの1番人気は前走のG1サンクルー大賞(芝2400メートル)を快勝して2着続きのシルバーコレクターを返上したフランスのカランダガン(セン4、父グレンイーグルス)と、6月のG1コロネーションC(芝2410メートル)でカランダガンを2着に退けているオブライエン厩舎のヤンブリューゲル(牡4、父ガリレオ)が2・75倍で並んで、オイシン・マーフィー騎手で臨む4歳牝馬のカラパナ(父スタディオブマン)が3番人気、去勢馬で7歳になった今年も4戦3勝と好調なレベルスロマンス(父ドバウィ)が4番人気。日本産ハーツクライ産駒のコンティニュアスはヤンブリューゲルのペースメーカー役を担っての出走で単勝は151倍です。
カランダガンはここまで11戦5勝、2着5回。昨シーズンは8月のG1英インターナショナルS(ヨーク、芝2050メートル)でシティオブトロイの2着し、10月のG1英チャンピオンS(アスコット、芝2000メートル)で伏兵アンマートに半馬身差の2着に惜敗。今年は4月G11ドバイシーマクラシック(メイダン、芝2410メートル)がダノンデサイルの2着、欧州に戻った6月のG1コロネーションC(エプソム、芝2410メートル)もヤンブリューゲルの2着と銀メダルを重ねました。G1サンクルー大賞は昨年6月のG2キングエドワード7世S以来、約1年ぶりの勝ち星でした。
ヤンブリューゲルは通算6戦5勝、2着1回。まだ連対を外していません。デビューから3連勝で臨んだG1英セントレジャー(ドンカスター、芝2910メートル)に優勝。今年初戦に選んだG3アレッジドS(カラ、芝2000メートル)はレース前にイレ込んだ影響もあって伏兵ガレンに先着を許して、初の敗戦となりました。英ダービーの前日に行われたG1コロネーションC(エプソム、芝2410メートル)は直線早めに先頭に立って並びかけるカランダガンを振り切って優勝、底力を見せつけました。
甲乙の付けがたい2頭ですが、筆者はアスコットで2戦1勝、2着1回の良績を残すカランダガンの優勢を予想します。前述のキングエドワード7世Sは今回と同じアスコットの芝2390メートル戦。この時は直線残り400メートルで先頭を奪って独走。2着を6馬身離しました。このコースなら逆転可能とみています。去勢馬で凱旋門賞には出られませんが、昨年のゴリアットのように、これを制して秋はジャパンCを目指して欲しい馬です。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2025年7月25日現在



