マイル無敗のソウルラッシュ(牡4、池江)が4連勝で重賞初挑戦Vを果たした。流れに乗れず後方からの競馬となったが、大外から鮮やかな直線一気を決めた。

次戦は安田記念(G1、芝1600メートル、6月5日=東京)でいよいよ王座に挑戦する。浜中俊騎手(33)はJRA通算1100勝目を重賞制覇で飾った。

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大外を突進した。いつもと違う後方からでも浜中騎手は慌てない。直線を向いてソウルラッシュを外へ導き、魂を込めるようにして右ムチを振るう。四肢の蹄鉄(ていてつ)がぬかるんだ芝をとらえ、1頭だけ早送りのような伸びで直線一気だ。ゴールでは追う手を止める余裕まであった。上がり34秒1は断トツ。前残りの展開が強さを際立たせた。

「すごく強かったですね。1歩目がうまくスタートできなくて、想定より後ろからになったけど、直線勝負に切り替えた。ゴーサインを出してからもしっかり反応した」

成長と距離がかみ合った。新馬戦Vは2000メートル。クラシックを目指したが、のどが炎症を起こしたり、せきが出たり、呼吸器の弱さに悩まされた。昨年12月から距離を縮めて4連勝。池江師は「のどの成育が遅くて、成長を待たないといけなかった。オーナーも待ってくださって、のどの心配もなくなった。マイルも良かった。すべてがいい方に出た」と要因を明かす。厩舎も土日4勝でリーディング首位(21勝)へ躍り出るなど波に乗っている。

重賞初Vを果たし、次戦は安田記念で頂点を狙う。JRA通算1100勝を飾った鞍上も「重賞初挑戦で、これだけ豪快な走りを見せてくれた。さらに期待を持って挑める」と、19年ダービー(ロジャーバローズ)以来自身3年ぶりのG1制覇へ手応えを得た。マイル4戦無敗の快進撃ラッシュで、王座へと突き進む。【太田尚樹】

◆ソウルラッシュ ▽父 ルーラーシップ▽母 エターナルブーケ(マンハッタンカフェ)▽牡4▽馬主 石川達絵▽調教師 池江泰寿(栗東)▽生産者 下河辺牧場(北海道日高町)▽戦績 10戦5勝▽総収得賞金 1億1135万7000円▽馬名の由来 魂の突進