3番人気コパノフィーリング(牝5、新井清)が逃げ切り重賞3勝目、1月の船橋記念(3着)以来、5カ月ぶりの一戦をものにした。

3番枠のスタートから森泰斗騎手が促し、主導権争いを制した。「ゲートの駐立が悪くて常にスタートの不安があるけど、今日はうまく切れました」と鞍上。押し切りを図った直線、最後は半馬身差まで詰め寄られながら振り切った。「一生懸命追っていたけど、前向きな馬で、よく踏ん張ってくれたと思います」と、転入後7戦すべてでコンビを組んだパートナーをたたえた。暑い季節に向かい、一層の活躍が期待できる5歳牝馬。新井清重師は「馬の状態を見て、次もいいレースができるように頑張りたい」と先を見据えた。【渡辺嘉朗】

◆コパノフィーリング ▽父 ヘニーヒューズ▽母 マザイ(ファスリエフ)▽牝5▽馬主 小林祥晃▽調教師 新井清重(船橋)▽生産者 服部牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 16戦7勝(うち中央9戦3勝)▽総収得賞金 1億91万円(うち中央3951万円)▽主な勝ち鞍 21年習志野きらっとスプリント(S1)、兵庫ゴールドC▽馬名の由来 冠名+感性

<コウギョウブライト=2着>池谷騎手 枠もよかったですし、チャンスはあると思っていた。スタートもこの馬なりにはよく出ていてた。

<キモンルビー=3着>御神本騎手 900メートルも慣れてきている。最後に差されたのは悔しいけど、いい頃の走りが戻ってきている。

<ファントムバレット=5着>矢野騎手 まともに出ればハナに行けるかと思ったけど、前の2頭にはスタートした瞬間にかなわないなという感じでした。