土曜函館ではJRA2歳世代最初の重賞、函館2歳S(G3、芝1200メートル、16日)が行われるが、クリダーム(牡、須貝、父ハーツクライ)がデビュー2連勝で同期の上を行く。

新馬戦の勝ち時計1分9秒5は、今夏の函館芝1200メートル戦の2歳戦で最も速い。ゴール前は流す余力残しのデビュー戦で、勝ちっぷりは時計以上。それでいて榎本助手は「新馬のパドックはぼてっと見えたと思ったけど、今はいい体になった」と上積みを見込む。祖母マザートウショウは前身の92年函館3歳Sの優勝馬。孫も快速をとどろかせる。