ダノンベルーガ(牡3、堀)は終始、どっしりと落ち着いた様子が目を引いた。

午前6時すぎに坂路に姿を現すと、外ラチ寄りを1頭で登坂。4ハロン66秒3-16秒5の時計以上にスピード感があふれる。木曜追いの反動は見られなかった。その後Bコース(ダート)をゆったりと半周しクールダウン。僚馬を引き連れて先頭で馬場を引き揚げ、厩舎へと戻っていった。

夏を経てウイークポイントの右トモの状態、ケアが進歩。春はほぼウッドでの調整も秋はウッドと坂路を組み合わせる。天皇賞・秋3着から自身最短間隔の中3週でも、順調に調整を重ねられることが成長の証しだ。「目の前の着順うんぬんというより、健全に成長させることが一番大事。総合的に考えてジャパンC参戦を決めました」と堀師。現状の力を発揮できれば、歴代最多6勝の14番枠からG1初制覇が見えてくる。