JRAは10日、2022年度JRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した(年齢は明け年齢)。

最優秀短距離馬にはマイルCSを制したセリフォス(牡4、中内田)が輝いた。06、07年ダイワメジャーとの親子受賞となった。本命不在の大激戦と予想されたが、156票を獲得。36票で2位ナランフレグを大きく離す結果となった。

スプリントは春の高松宮記念をナランフレグ、秋のスプリンターズSをジャンダルムが制覇。芝のマイル路線はヴィクトリアMをソダシ、NHKマイルCをダノンスコーピオン、安田記念をソングライン、マイルCSをセリフォスが制していた。

セリフォスは春のNHKマイルC、安田記念でともに4着と健闘し、秋はG2富士Sを勝って、本番のマイルCSは豪快な大外一気を決めた。年間を通じて、安定した走りが評価につながった。

中内田師は「大変光栄です。皆さんに最優秀短距離馬として評価していただき、ありがたく思います。夏に本当にいい成長をしてくれたことが、秋のパフォーマンスにつながりました。今後の活躍を期待しています」とコメントした。現在はチャンピオンヒルズに放牧中。次走は未定。