2月いっぱいで騎手を引退する福永祐一騎手(46)が、25日のサウジアラビア国際競走でラスト騎乗を迎える。

ラスト騎乗の福永騎手がリヤドダートスプリント(G3、ダート1200メートル)で騎乗するリメイク(牡4、新谷)は、松田助手を背にダートコースで追い切りを行った。

同助手は「日本の馬場とは違って、粘土質で深い印象。こっちに合うように走り方を変える調教をしている。いい方向に向かっていると思うし、きょう祐一とも話して、その方がいいと意見が一致した。あとは、いい仕上がりで送り出せれば」と話す。

これが福永騎手のラストライド。森厩舎、角居厩舎時代から長きにわたり、苦楽をともにしてきた松田助手も気が入る。

「このレースはもちろん祐一のために、という思いはある。ド派手な引退を、ってね。けど、リメイクあっての祐一やから。このレースを勝って、次のジョッキーにバトンを渡してほしいという気持ちもある」。

昨年12月のチャンピオンズC。新谷厩舎×福永騎手で挑んだクラウンプライドは2着だった。そのときの雪辱へ「もう祐一とG1に行けて、勝てるチャンスがないと思っていたから勝ちたかった。だけど、リメイクで最後にチャンスをもらったからね。最高かつド派手にやってみせるよ」と意気込んだ。