リニューアルされた京都競馬場の試走会が30日に行われた。6頭がパドックから本馬場入場をへて、芝外回り1600メートルを走行。川田騎手、藤岡佑騎手、藤岡康騎手、古川吉騎手、和田竜騎手と元騎手の渡辺師が騎乗した。

コースのレイアウトに大きな変更はないものの、芝外回り4コーナーのカーブを緩やかにしたほか、芝外回り1600メートルのスタート地点の外を拡幅。路盤も全面改修された。

試走会では“1着”で入線した藤岡佑騎手がガッツポーズを披露してわかせた。「非常にすばらしい施設になって、気持ち良く1着でゴールを駆け抜けさせてもらいました。記念すべき1走目ですし、2番手の川田君が抜かしてこようとしていたので」と笑っていた。

川田騎手は「4コーナーの形状が少し変わって、より安全な形になりました。大きく変わってないように見えるかもしれませんが、ジョッキーの感覚からすると、より安全な角度になったと思います」と指摘していた。

渡辺師は調教師の視点から「パドックから(コースに続く地下馬道)の動線がずいぶん短くカットされて、馬にも人にもストレスにならないのでは」と評価していた。