約2年半の整備工事を終えた京都競馬場が22日にグランドオープンする。25年に開設100周年を迎えることから「100年」を意味する「センテニアル・パーク京都競馬場」の愛称がつけられた。

コースレイアウトは大きくは変わっていないが、芝、ダートとも路盤を全面改修。芝外回りは4角のカーブが緩やかになった。試走会に参加した川田騎手は「少しだけ内ラチのラインをいじってもらいました。見た目にはほとんど分からないぐらいですが、より安全に回っていける角度になったのでは」と指摘する。

パドックは特徴的だった従来の円形から楕円(だえん)形に。スタンド各フロアから馬の歩様が見やすくなり、2階には360度パドックを取り囲む「パドックリング」が新設された。3冠馬14頭の像が並ぶ「三冠馬メモリアルロード」も注目スポットとなる。