米3冠初戦のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月6日)へ向けて、26日、デルマソトガケ(牡、音無)とコンティノアール(牡、矢作)がチャーチルダウンズ競馬場のダートコースで1週前追い切りの併せ馬を行った。

抜群の動きを見せたのはUAEダービー馬デルマソトガケだった。向正面からスタートし、先行するコンティノアールを追い掛け、直線は外から豪快に抜き去った。時計は5ハロン61秒40(現地主催者発表)。瀬川助手は「4角で自らスピードに乗りたいという意思表示をしてくれたので、その気持ちを削がないように追い切りました。馬が馬場をこなしてくれて、調教を楽しんでいるようでした。コンティノアールと一緒に日々を穏やかに生活できていることが調教内容にも表れていると思います」と語った。

コンティノアールの安藤助手は「調教師からしっかり負荷をかけるように指示があり、長めに追い切りました。手応えは悪くありませんでしたが、(デルマソトガケに)かわされて集中力が途切れ、最後の1ハロンは少し時計がかかりました。来週には坂井瑠星騎手も来ますし、レースまでの最終調整をしっかりとこなせればと思います」とコメントしている。