20年の日経新春杯を制したモズベッロ(牡7、森田)が現役を引退し、乗馬に転身することになった。

6月の宝塚記念(14着)に出走後、脚部不安を再発していた。森田師は「重賞を勝ってくれた日経新春杯や幾度のG1での好走など、たくさんの思い出をありがとう」と感謝を口にする。今後は兵庫県淡路島のヒイラギステーブルにおいて、新規従業員の練習馬として第2の「馬生」を送る。

モズベッロは19年にデビューし、20年日経新春杯で重賞初制覇。同年の宝塚記念では12番人気で3着、21年大阪杯ではゴール前で3冠馬コントレイルをかわして2着に好走するなどG1でも活躍。道悪巧者でもあった。通算28戦4勝。