服部利之調教師が病気のため28日に死去したことが29日、分かった。65歳だった。日本調教師会関西本部が発表した。

1958年(昭33)6月12日、京都府出身。84年に父の服部正利厩舎で厩務員となり、88年10月からは目野厩舎の調教助手となる。調教師試験には12回目の挑戦となった98年に合格。「健全で活力ある厩舎経営。いい馬だけでなく、いい人材も育てたい」と抱負を述べ、99年3月に厩舎を開業した。

2000年小倉記念をミッキーダンスで制してJRA重賞初制覇。Jpn1の南部杯を06年から3連覇したブルーコンコルドなどを管理した。今年は3月の阪神スプリングジャンプ(J・G2)を10番人気のジェミニキング(単勝9250円)で制していた。

JRA通算209勝、重賞は11勝。