ニュージーランドのケンブリッジ競馬場で2日、昨年8月3日の落馬事故で亡くなった日本人の柳田泰己(やなぎだ・たいき)騎手(享年28)への追悼式が行われた。コース脇に同僚の騎手、関係者が並び、「タイキ・ヤナギダは12カ月前に旅立ちました。今日、私たちはともに、素晴らしい青年だった彼をリスペクトし、忘れません」という追悼のアナウンス後、約1分間の黙とうが捧げられた。

柳田泰己騎手は千葉県松戸市出身。国内の牧場で働いた後、ニュージーランドにわたり、17年に見習い騎手としてデビューした。22年1月にはG2ウェストバリークラシックで重賞初制覇を果たし、将来を嘱望された日本人ジョッキーだった。