阪神で勝ち名乗りを上げたヒヒーン(牝2、須貝)は本番へ体力を温存した。坂路4ハロン54秒1-12秒6で細身ながらしなやかな脚さばきを披露。新馬ヴェローチェエロに首差で遅れたが、馬なりのままで深追いはしなかった。酒井騎手も「余裕を持ってサラッとでいいかなと。馬場も重かったから、これでいいと思う」と意に介さない。

特筆すべきは17日の1週前追い切りだ。Cウッドで6ハロン79秒1-11秒3の猛時計をマーク。鞍上も「びっくりするぐらいの動き。前回は余裕もあって抜け出すとフワッとするところもあった。中間の追い切りであらためて良さを感じられた」と自信を深めた。新潟でも勝利のいななきを聞かせられるか?