夏の新潟最終週を迎えた2日、JRA現役最年長ジョッキーの柴田善臣騎手(57)が波乱を演出している。

2R(2歳未勝利、ダート1800メートル)は8番人気イッツナッシング(牝、水野)で軽快にハナを奪い、3着に粘り込んだ。「今までは芝スタートが決まらなかったのかな。うまく走ってくれたし、もう少しでしたね。まだコーナリングや直線で手前を替えるところがスムーズにできていないので、伸びしろはあると思いますよ」と評価した。

3R(3歳未勝利、ダート1200メートル)は10番人気ホクトブルース(牝、小野)で頭差の2着。2番手追走から逃げたキョウエイジョイと激しい競り合いを演じた。3歳未勝利戦は今週がラスト。惜しくも勝利を逃したが、穴連発となった。「前走よりも馬が良くなっていて、感触も良かった。いい馬だと思ったけど、前走は走りのバランスがもうひとつで、そこに集中していたけど、今日はバランスも良かったです。相手がブリンカーを着けているので、ゴール間際でかわす形になれば良かったんですが…。残念です」と悔しそうに振り返った。