秋始動戦のオールカマー(G2、芝2200メートル、24日)へ向け、タイトルホルダー(牡5、栗田)が1週前追い切りを行った。
美浦ウッドチップコースで5ハロン65秒9-ラスト11秒3をマーク。天皇賞・春は1番人気でまさかの競走中止となったが、はつらつとした動きを見せた。
見守った栗田師は「今朝は折り合いやモタれ、手前などを確認してもらおう、と。原田騎手にジョッキー目線でハッキングや普通キャンターから確認してもらっています。これくらいの時計は出ますね。やって出そうというのではなく、控えめにするなかで出た時計ですから」と納得の表情。
「帰厩したときは全体的に緩いところはありましたが、いい夏を越えられたと思います。相変わらず走りたがる面があるので、なだめながら進めてきたけど、先週あたりから体も良くなってきて、現状は順調にきていると思います。(馬体重は)いつもは10キロくらい増えて帰厩するけど、今回は同じくらいの数字で入ってきて、調整は難しいのかと思ったんですが、よく食べていて、体重的には変わっていませんが、張りが出てきました。(オールカマーへ向けては)春はああいう形になったので出るからには、という気持ちはあるけど、目いっぱい全力投球というのではなく、ベースづくりという意識でやってきました。前向きさも出てきたし、まずはオールカマーに向けて順調にきていると思います」とここまでの調整過程を振り返った。
レース当週は主戦の横山和騎手が騎乗し、最終追い切りを行う予定になっている。