ジョアン・モレイラ騎手騎乗の2番人気レーベンスティール(牡、田中博)が直線抜け出し、2度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。

道中は中団のインで脚をためた。4角で馬群がばらけるのを待ってから外へ持ち出し、後方の1番人気ソールオリエンスが来る前に進出。直線残り100メートル付近から先頭に立ち、そのまま1馬身3/4差押し切った。勝ち時計は2分11秒4。

昨秋の新馬戦で首差2着に敗れたソールオリエンスへの雪辱も果たした。

18年11月の京都2歳S(クラージュゲリエ)以来、約4年10カ月ぶりにJRA重賞を勝ったモレイラ騎手は「金曜に調教に乗せてもらって、その時にいい馬に乗ると感じていた。今日も自信を持って乗ろうと思っていた。いい勝ち方を見せてくれたので、とてもいい馬です。特別な馬になれる可能性が非常に高いです。G1馬になるチャンスはあると思う。素晴らしい勝ち方でした」と素質にほれ込んだ。

2着は皐月賞馬ソールオリエンスが意地の追い込みで死守した。3着には好位で立ち回った3番人気シャザーンが入った。

馬連(4)(14)は310円、馬単(4)(14)は750円、3連複(4)(6)(14)は860円、3連単(4)(14)(6)は4220円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)