凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=パリロンシャン)への出否が注目されていた英国のベイブリッジ(牡5、M・スタウト、父ニューベイ)が参戦する予定であることが分かった。24日、レーシングポスト電子版が報じている。同馬を管理するマイケル・スタウト調教師のアシスタントを務めるジェームズ・サベッジ氏が同日朝に明らかにした。

ベイブリッジは昨年6月にG1初挑戦だったプリンスオブウェールズS(JRAで馬券発売)でステートオブレストの2着に入り、10月の英チャンピオンSでG1初制覇を果たした10ハロン路線の強豪。今年は4月にフランスのガネー賞で3着、5月にアイルランドのタタソールズゴールドCで2着、6月にプリンスオブウェールズSで5着に敗れ、G1で3連敗中だったが、今月9日にケンプトンで行われたG3セプテンバーSで初めて12ハロン(2400メートル)の距離に挑み、快勝している。

セプテンバーSはケンプトンのオールウエザーで行われる重賞だが、18年にエネイブルがステップレースにしたことでも知られる。サベッジ氏によると、馬場状態がこのまま悪化せずにいけば参戦する予定で、金曜朝に英国を出発し、シャンティイに滞在するプランになっている。「サー」の称号を持つ名伯楽、マイケル・スタウト師(ジャパンCは96年シングスピール、97年ピルサドスキーで連覇)が管理するベイブリッジ。名門厩舎が10年ワークフォース以来となる凱旋門賞制覇を狙っていく。