【アーケーディア(米国)1日=藤本真育】現地4日に行われるアメリカ競馬の祭典・ブリーダーズCの舞台となるサンタアニタパーク競馬場に、BCクラシック(G1、ダート2000メートル)にデルマソトガケ(牡3、音無)を出走させる音無秀孝調教師(69)が姿を見せた。同馬の馬主である浅沼広幸オーナーとともに、現地を視察した。

サンタアニタパーク競馬場のスタンドを歩き、その後に厩舎地区へ。音無師は「寒いけど、気候的にはいいんじゃないかな」と笑顔を見せ、厩舎周りの運動で体調を整えたデルマソトガケを確認した。「状態はいいと思う。体も引き締まっているし、いい感じ。馬場は初めての競馬場だからやってみないとわからないけど、力は出せる仕上がり」と納得の表情だった。

音無師は、日本時間3日に大井と門別で行われるJBCにも3頭(クラシック=ノットゥルノ、スプリント=モズメイメイ、2歳優駿=サンライズジパング)の有力馬を送り出す。「(ソトガケと合わせて)4頭とも楽しみにしていますよ。どの馬もチャンスはあると思う。また、今回は出ていないけど、イーグルノワール、ダノンスウィッチなど他にも楽しみな(2歳)馬たちもいる。まずは今週、しっかりと結果を残したい」と意気込んでいた。

音無厩舎が自信を持って米BC&JBCに送り出す“4本の矢”に注目だ。