4日のBCターフでディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡3、A・オブライエン)を勝利に導いたライアン・ムーア騎手(40)がムチの使用回数超過のため、罰金と騎乗停止処分を科されることになったと、「ブラッドホース」電子版が伝えている。

ムーア騎手はオーギュストロダンにステッキを7回使用しており、上限の6回を1回上回ったとされている。罰金額はBCターフの勝利でムーア騎手が受け取ることのできる20万8000ドルの10%に相当する2万800ドルでこれはカリフォルニア州史上最高額。また、騎乗停止処分は11月12日と伝えられているため、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、12日=京都)で予定されているジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)の騎乗に影響が出る可能性がある。

BCクラシックをホワイトアバリオで制したイラッド・オルティス・ジュニア騎手にはグッドナイトオリーブで勝利したBCフィリー&メアスプリントの不注意騎乗(斜行)により、3日間の騎乗停止処分が科されたことも伝えられている。