前哨戦の富士Sを制したナミュール(牝4、高野)は、坂路を軽快に駆け上がった。

時計は4ハロン58秒4-12秒2を馬なりでマーク。高野師は「やればいくらでも時計が出る馬だけど、今日は走りを整える程度で。指示にしっかり従っていたし、いい反応をしていた。感触はいいですし、万全の態勢だと思います。前走からの上積みもあると思います」と、うなずいた。

G1はここまで7度挑戦も2着1回、3着1回とタイトルには手が届いていない。新コンビのムーア騎手を背に、悲願のG1制覇を狙う。