12月31日をもって騎手を引退する田中勝春騎手(52)が4番人気ヤングワールド(牡3、手塚)を1着に導き、7日の新規調教師免許試験に合格後、初勝利を挙げた。

10番枠から五分のスタートを決めて好位で進める。直線は外に持ち出すと逃げ粘るプラティクレールを早々に捉え、2馬身半差をつけた。ゴール後はスタンドのファンから拍手が起こった。今年のJRA4勝目で同通算1810勝。

鞍上は「最初に乗った時から千二はいいと思っていました。その通りに走ってくれて、結果を出せてよかった。いい走り方でした。お客さんの拍手が聞こえてありがたかったです」と感謝した。