ウインマリリン(牝6、手塚)は引退戦のグランプリを7着で終えた。道中は中団の真ん中をキープ。直線の追い比べでも脚は上がることなく、最後まで懸命にゴールを目指した。

4歳春に右肘の手術を受け、けがを克服して22年の香港ヴァーズでG1初制覇。6歳暮れまで、日本を含めて4カ国でビッグレースを戦い抜いた。

初コンビを組んだモリス騎手は「いいレースができました。いい位置を取れたし、最後来られてもひるむことなく、すごく根性がありました。引退がもったいないですね。よく頑張ってくれました」と引退を惜しみ、管理する手塚師も「引退レースでよく頑張ってくれました」とねぎらった。