JRA・G1で史上初めて、JRA女性騎手の複数参戦が実現した。デビュー8年目の藤田菜七子騎手(26=根本)と、2年目の今村聖奈騎手(20=寺島)の2人が競演した。

藤田はデビュー6戦目で初めて芝に出走したアンモシエラ(牡、松永幹)に騎乗して15着。今村は7月の新潟で未勝利勝ちに導いたホルトバージ(牡、寺島)の手綱を取り11着だった。2人とも勝利には届かなかったが、JRA女性騎手の新しい歴史をつくった。

藤田は11月のジャパンC以来4度目、今村は昨年のホープフルS以来2度目のJRA・G1騎乗となった。

◆藤田菜七子騎手の過去のJRA・G1騎乗

19年フェブラリーS=コパノキッキング5着

19年高松宮記念=スノードラゴン=17着

23年ジャパンC=ウインエアフォルク15着

◆今村聖奈騎手の過去のJRA・G1騎乗

22年ホープフルS=スカパラダイス=18着

◆国内G1の女性騎手複数騎乗 藤田菜七子、フランスのM・ヴェロン、英国のH・ドイルの3騎手が騎乗した今年のジャパンC以来2度目。JRA女性騎手の複数同時騎乗は初。アドミラルシップのH・ドイルを含めると女性騎手は今回も3人参戦となった。