神奈川県川崎競馬組合は28日、桜井光輔騎手(24=川崎・八木喜)を同日から24年2月5日まで実効30日間の騎乗停止とすると発表した。

今年1月から10月までの間、川崎競馬開催中に携帯電話を騎手調整室に持ち込み(組合にはダミーの携帯電話を預けていた)、川崎競馬場内の業務エリア等で通信、また当初の組合による聴取の際、虚偽の証言をしたため。

同組合は今月13日に処分委員会を開催し、行政手続法に規定する手続きを経て、処分を行ったという。なお同騎手への聴取ならびに通信機器の通信記録を調査した結果、競馬の公正を損なう通信は認められなかったとしている。同組合は「所属騎手に対する指導の徹底や再発防止に取り組むことで、信頼回復に努めてまいります」とコメントした。