2023年度のJRA賞が9日、JRAから発表された。

今年から最優秀短距離部門が最優秀スプリンターと最優秀マイラーに細分化。競走馬のJRA賞部門は年度代表馬を含めて、11個ある(投票でなく選考委員会の推薦による特別賞は除く)が、満票になった部門はゼロだった(総投票数295票)。

満票が有力視されていた最優秀3歳牝馬部門は3冠牝馬リバティアイランド294票で、エリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグに1票が投じられた。

また、イクイノックスは最優秀4歳以上牡馬部門で、有馬記念を制したドウデュースに1票、年度代表馬部門でリバティアイランドに2票が入り、満票選出を逃した。

全部門で満票がゼロだったのは07年度以来16年ぶりとなる。この年は最優秀ダートホース部門でヴァーミリアンが総投票数289票中288票と大多数の支持を集めたが、メイショウトウコンに1票が入った。また、最優秀2歳牝馬部門も阪神JF勝ちのトールポピーが286票にとどまり、該当馬なしが3票だった。