ペガサスワールドカップを制した米国のナショナルトレジャー(牡4、B・バファート、父クオリティロード)のサウジC(G1、ダート1800メートル、24日=キングアブドゥルアジーズ)参戦が決まった。同馬のオーナー関係者がX(旧ツイッター)で「次走はリヤド(サウジアラビア)」と投稿し、8日、ブラッドホース電子版が伝えている。

同馬はBCジュベナイル3着など2歳時から活躍。昨年はサンタアニタダービー4着でケンタッキーダービーへの出走は逃したものの、米3冠競走の第2戦プリークネスSを制した。BCダートマイルでは連覇を果たし、年度代表馬に輝いたコディーズウィッシュと鼻差の2着に好走。1月27日に行われたペガサスワールドCでG1・2勝目を挙げ、その後、サウジCを目指すのか、ドバイワールドCに向かうのか、その動向が注目されていた。

管理する白髪の名伯楽、ボブ・バファート調教師は第1回のサウジCから昨年まで4年連続参戦。21年はシャーラタン、22、23年はカントリーグラマーが2着となっており、現在3年連続連対中。悲願の初制覇がかかる。

米国勢のサウジCは他にBCクラシック覇者ホワイトアバリオ、G3ルイジアナS快勝をステップにするサウジクラウン、ペガサスワールドC2着セニョールバスカドールが参戦見込み。ホワイトアバリオ、ナショナルトレジャーの大物2頭を含む米国調教馬4頭と、ウシュバテソーロ、レモンポップ、デルマソトガケ、メイショウハリオ、クラウンプライドの日本調教馬5頭がサウジアラビアの地で激突することになりそうだ。