単勝1・7倍の断然人気ジョージテソーロ(牡、嘉藤)が鮮やかに逃げ切った。

スタート直後につまずいて騎手が落馬して競走中止となった前走から中1週。不安を払拭するかのように危なげなく発馬を決めて二の脚でハナを取り切った。直線に入るとさらに加速し、後続を3馬身半突き放して2勝目を挙げた。勝ち時計は1分25秒5。

原騎手は「前走はアクシデントがあって申し訳なかったです。その前にはアマンテビアンコの2着だったので、力はあると思っていましたし、この馬に一番合う1400メートルを使ってもらっていた、それに状態もかなり良かったので、自信を持って乗りました。UAEダービー(G2、ダート1900メートル、3月30日=メイダン)の登録もあったので、後ろをちぎっていたので分かっていましたが、レーティングのこともあるから着差を意識してしっかり最後まで追いました。馬も走りき切ってくれました。まだ抜け出してからソラを使うところもあるので、その分、余裕もあると思います」と話した。

嘉藤師は「馬も人も良かったですね。このメンバーならと思っていたし、力通り走ってくれたと思います。UAEダービーの登録はしたので、まず馬の様子を見てからになりますが、選ばれればぜひ行きたいですね」と展望を明かした。