ニュージーランドダービー(G1)が行われた2日のエラズリー競馬場で日本人ジョッキーが大活躍を見せた。

橋詰大央(はしづめ・まさひろ)騎手は1、6、8Rで3勝を挙げ、浅野一哉騎手も最終10Rを勝利。この日の10レース中4レースを日本人ジョッキーが制した。

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「マサ・ハシヅメ」こと橋詰騎手がポジティビティーを勝利に導いた6RのG3サンラインヴァーズ(芝2100メートル)はニュージーランドオークス(G1、芝2400メートル、16日=トレンサム)へ向けた前哨戦。一昨年(22年)にベラトリックスブラックで制した柳田泰己(やなぎだ・たいき)騎手、昨年にサクラガールで制した浅野騎手に続き、「日本人騎手による同一重賞3連覇」となった。柳田騎手は22年8月にレース中の落馬事故で亡くなったが、橋詰騎手はこの日、同騎手から譲り受けた腹帯などのギアを使用し、勝利を挙げている。

橋詰騎手は今シーズン(23~24年シーズン)、ここまでにキャリアハイの35勝を挙げ、現在リーディング12位。リーディング上位の常連となっている浅野騎手は45勝で同8位につけている。両騎手はニュージーランドダービーにも騎乗し、橋詰騎手のマンデーメロディは9着、浅野騎手のシナマンは16着だった。【木南友輔】