ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)の主催者が行うフューチャーウェイジャー(長期前売り)の本番前最終回となる第6回(プール6)へ向け、2日、各馬のモーニングライン(主催者の想定オッズ)が発表された。

前回の「プール5」までは混戦模様だったが、今回は先週末に行われたフロリダダービーを13馬身半差で制したフィアースネス(牡、T・プレッチャー、父シティオブライト)が単勝4・5倍で断然の1番人気想定となった。

主催者が選抜した有力馬39頭と「それ以外の3歳馬」という40の選択肢が設定される「フューチャーウェイジャー」。1番人気のフィアースネスに続く2番人気にはリズンスターS覇者のシエラレオネ(牡、C・ブラウン、父ガンランナー)が7・0倍。ルイジアナダービーを制したキャッチングフリーダムが同10倍で続き、デビュー5連勝でUAEダービーを制した日本のフォーエバーヤング(牡、矢作)は11倍で4番人気の想定となっている。また、新たに伏竜Sを制し、「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」の1位で出走を予定しているテーオーパスワード(牡、高柳大)が61倍で名前を連ねた。4日~6日の3日間で投票が行われる今回の「プール6」は本番前の最終プールのため、「それ以外の3歳馬」は31倍という設定に後退している。

ケンタッキーダービーへ向けては、今週末の6日に行われるサンタアニタダービー、ブルーグラスS、ウッドメモリアルSが最後の主要な前哨戦(最後は13日のレキシントンS)。ここで出走馬の顔ぶれがほぼ決まることになる。