天皇賞・春(G1、芝3200メートル、28日=京都)に向けた1週前追い切りが18日、東西トレセンで行われ、大阪杯11着のダービー馬タスティエーラ(牡4、堀)が美浦ウッドで2頭併せを行った。

重賞馬ゴンバデカーブース(3歳オープン)に2馬身半先行。いっぱいに追われた僚馬に馬なりで楽に馬体を併せ、半馬身先着し6ハロン82秒8-11秒0と好時計を出した。堀師は「DDSPの症状もなく動きの質は良化した印象を持っています」と手応えを示した。

前走は好位から進めるも直線で伸びを欠き、1番人気に応えられず。師は「はっきりした敗因は分かりませんが、輸送後のカイ食いが悪く前日の朝夕ともに8割は残していました。前走のこともあって見通しは何とも言えません。工夫して臨むつもりです」と話す。昨秋の菊花賞(2着)で騎乗したモレイラ騎手とコンビ復活が決定し、ダービー馬が復権なるか注目だ。