6番人気フェルディナンドがゴール前で差し切り、2度目の重賞挑戦で初制覇を果たした。勝ちタイムは1分57秒3。藤田輝信調教師(47)はこのレース初制覇、安藤洋一騎手(34)はデビュー16年目にして悲願の初重賞制覇を成し遂げた。

大接戦のゴール前。逃げたローリエフレイバーに1完歩ごとに詰め寄り、首差とらえた。鞍上は「デビューして10年ぐらいは下から数えた方が早いぐらい。重賞に挑戦する機会もなかなかなかった。本当に夢みたいです。僕を拾ってくれた先生になんとか恩返ししたい気持ちでいっぱいだった」と喜びをかみしめた。課題の折り合いも克服したコンビは6月12日川崎の関東オークス(Jpn2、2100メートル)で2冠を狙うことになる。