ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)へ向け、優勝候補の1頭として、現地で注目を集めている日本馬フォーエバーヤング(牡3、矢作)のかわいい呼び名が明らかになった。

米国の競馬メディア「ブラッドホース」がX(旧ツイッター)アカウントに担当する渋田康弘助手のインタビュー動画を投稿。女性リポーターから「特別なニックネームはありますか?」と質問されると、渋田助手は少しはにかみながら「ヤン子(やんこ)」と明かしている。「フォーエバーヤングの『ヤン』とジャパニーズの『子』。子はかわいいです」と笑顔で、その意味を説明した。

同馬の印象や普段の性格などについては「去年の9月に彼と初めてお会いしたんですけど、来たときは体がすごく大きくて、何もかもがゆったりした馬でした。おっとりとしてて。調教後もすぐ疲れたといって、僕が手入れしているときも僕が触っている手の中で寝ちゃう馬でした。肉体的にはまだまだすべてが子どもなんだけど、レースを使うごとに力をつけていってるし、最近はレース後、すごくエキサイティングする。すごいです」と声をはずませている。

渋田助手は矢作厩舎で攻め専(調教担当)助手として、多くの名馬に携わり、欧州のビッグレースに挑戦した経験も持つベテランホースマン。現在はフォーエバーヤングの担当助手として、サウジアラビア、ドバイ、米国をともに転戦している。