1番人気エイシンワンド(牡、大久保)が無傷2連勝で重賞初制覇を果たした。好スタートを決めて好位から運び、直線で力強く抜け出した。今後は距離延長も視野に入れる予定だ。

鞍上の幸英明騎手(48)はデビュー31年目で2歳重賞初勝利。CBC賞(ドロップオブライト)に続く今夏の中京重賞2勝目で存在感を示した。

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道悪も何のそのだった。水分を含んだ重馬場もいとわず、エイシンワンドが突き抜けた。力強い手綱さばきを見せた幸騎手は、デビュー31年目で2歳重賞初勝利。「ホッとしている。新馬を使う前から調教でいい馬だと思っていた。重賞を勝てそうだなと」。2戦目で予感が現実となり、胸をなで下ろした。

新馬戦は出遅れたが、今回はしっかりと発馬を決めた。馬場が荒れている内を避けて、行きっぷりよく3番手を確保。「ゲートを出てくれて、思っていたような馬場を通れた」。理想的なポジションから直線に向いた。「手応えがよすぎて抜け出すのが早いかなと心配になったけど、馬が強かった」。内にもたれるところもあったが、反応よく末脚を発揮した。

2歳馬ながら完成度が高い。大久保師も「学習能力が高い。もたれたのは今後の課題だけど、それ以外は期待通りの走りをしてくれた」とレースぶりに満足げな表情を見せる。評価するのは精神面。「優等生ですね。手がかからなくて大人っぽい馬」とうなずいた。

今後については「折り合いがつくので距離を伸ばしていっても。ちょっとずつチャレンジ」と師。さらなる高みを目指し、若駒は“栄進”していく。【下村琴葉】

◆エイシンワンド▽父 ディスクリートキャット▽母 エイシンフェアリー(タイキシャトル)▽牡2▽馬主 (株)栄進堂▽調教師 大久保龍志(栗東)▽生産者 高野牧場(北海道浦河町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 3866万2000円▽馬名の由来 冠名+魔法のつえ。母名より連想