初挑戦から30年-。レジェンド武豊騎手(55)が11度目の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=仏パリロンシャン)挑戦で悲願に挑む。今年はキーファーズの松島正昭代表(66)が共同所有するG1・2勝の欧州馬アルリファー(牡4、J・オブライエン)に騎乗。連載「30年目の凱旋」で第一人者の執念に迫る。【取材・構成=太田尚樹】

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【武豊騎手と一問一答】

-アルリファーについて

ここ2走の内容がすごくいい。前々走はシティオブトロイに迫った。前回は圧勝。メンバーが楽だったとはいえ内容も良さそう。

-先週9月24日にはアイルランドで1週前追い切りに騎乗した

強い追い切りではなかったけど、おとなしくて乗りやすそうな馬。体調も良さそう。いい感じ。調教では特に気になるところはなかった。

-ジョセフ・オブライエン調教師とは

(騎手時代に)一緒に乗ったことはある。あの子の馬に乗るとは。(父の)エイダンが連れてきていた。いい騎手だったけど、体重が重くて。背が高いもんね。調教師になってもすごい。結果を出しているし。フランスには4、5日前に入るみたい。『アイルランドにいる時に乗ってほしい』と言われていた。

-オファーの経緯は

セレクトセールの時に「もしかしたら」という話は聞いていた。ちょうど直前にエクリプスSがあって、そういう話は少し出ていた。「そうなれば…」と思っていた。ドウデュースが今年の秋も国内と決まって、今年は(凱旋門賞に)乗るのは厳しいと思っていた。こんなにすごいオファーをもらってありがたい。松島さんの気持ちも感じているので応えたい。

-ファンの期待も大きい

この前(9月5日)の「優駿」のお渡し会でも「凱旋門賞、頑張ってください」と「ドウデュース、頑張ってください」という声が圧倒的に多かった。今年はBCもあるし、世界的ビッグレースに乗れる。騎手として最高のモチベーションになる。BCも勝ったことがない。(オーサムリザルトは)左回りの方が間違いなくいい。楽しみで仕方ない。けがと騎乗停止に気をつけないと。去年は(右足負傷で10月末から約1カ月半離脱して)肉体的にも精神的にも、経済的にも(笑い)痛かった。55歳にもなってワクワクできるのはありがたい。

【インタビュー全文2はこちら】――>>武豊騎手「すごい人だかりで…」30年前の初騎乗の苦い記憶