JRA最年長ジョッキーで、現在負傷により休養中の柴田善臣騎手(58)が21日、けがの回復具合と、先日引退を発表した“大井の帝王”的場文男騎手(68)についてコメントした。
柴田善臣騎手は昨年12月に左肩の治療のため休養に入った。同10日に左肩腱板(けんばん)断裂の手術を終え、同14日に退院していた。復帰には半年ほどかかる見込み。
現在は週に2回リハビリを行っているとのことで「可動域を広げていったり、軽い負荷をかけたりしています。すごく順調ではあるけど、今は寒い時期だから多少痛みも感じますね。今はとにかくリハビリの先生の言うことを聞いてやっています。あまり重い物を持ってはいけないなど、生活の中でも制限はついているというのが現状です。手術から3カ月過ぎてから、再度MRIを受けて、そこからまたメニューを決め直して進めていく予定です。近いうちに、トレセンにも顔を出していきたいと思っているよ」と説明した。
的場文男騎手の引退については「正直、自分もそういう時期であるというのは認識しているし、数年前からそれを考えなきゃいけないと思ってきた。地方の最年長と中央の最年長でお互い共通点もあったし、発表を聞いて人ごとではないと思ったよ」と率直な気持ちを明かした。
的場騎手とは大きな接点こそなかったが、ともに黄綬褒章を受章している共通点があり、競馬界の先輩。「会ってもあいさつするくらいだった。準備にすごく時間をかけて忙しそうにされていたから。僕より10歳上であれだけがんばっていたし、結果も出していた。本当にすごいと思います」とねぎらった。
今週は今年最初のG1フェブラリーSが開幕する。「G1もあるし、サウジアラビアで大きいレースもある。ファンにとって応援しがいのある週末になるんじゃないかな。外は寒いかも知れないけど、競馬で暖かくなって、人間も馬も元気よく頑張ってほしいね」と競馬界へエールを送った。【深田雄智】

